漏電発生の仕組み

漏電とは?

電線や電気機器は、電気が外に漏れないように電気の通り道や充電部分を塩化ビニルなどの絶縁物で覆っています。
しかし、この絶縁物が古くなったり傷ついたりして絶縁性能が悪くなると、電気が本来の通り道を外れて、電気機器の金属ケースなどに漏れてしまう状態を漏電といいます。

漏電を防ぎ、感電しないために

  1. 接地工事(アース)の役割

    アースを取り付けておくと、漏電している機器に人が触れても、大部分の電気はアース線を通って流れるので安心です。

  2. 漏電遮断器の役割

    漏電遮断器とは、漏電が起きたときに、瞬時に電路を切ってくれる安全装置です。しかし、アースを付けず、電気が機器に漏れて充電している場合は働きません。漏電遮断器とアースはセットで取り付けましょう。

    • アース工事なし(漏電遮断器が動作せず):この状態で人が触れると電気が流れて漏電遮断器は動作しますが、一瞬人体に電気が流れますので危険です。 アース工事なし(漏電遮断器が動作せず):この状態で人が触れると電気が流れて漏電遮断器は動作しますが、一瞬人体に電気が流れますので危険です。
    • アース工事あり(漏電遮断器が動作する) アース工事あり(漏電遮断器が動作する)
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