省エネ・節電のポイント「空調機器編:低圧負荷機器1」

1. 設定温度は適正ですか?

チェックポイント季節ごとの設定温度を見直す

操作パネルに適正温度を表示

  1. 夏季は28℃、冬季は20℃に(政府推奨温度)。

    一般的に夏は設定温度を1℃上げると空調機の電気使用量が10%減少します。冬は2℃下げると空調機の電気使用量が10%減少します。

  2. 空調機器の操作パネルに適正温度を表示し、温度計を取り付けます。

    デマンド監視装置を設置されているお客さまは、デマンド警報発報時の設定温度も表示します。

  3. 湿度が高いと体感温度が高く感じられます。

    冷房時は、湿度を下げるとより涼しく感じますが、空調機器をドライモードで運転すると電気使用量が上がるものがあります。
    ドライモードを使用するときは、設定温度をさらに上げて省エネ運転をする必要があります。

  4. 冬は、湿度が高いと暖かく感じられます。

    そのため電気加湿器を使用するときは、空調機器と電気加湿器を足した電気使用量になりますので、空調機器の温度をさらに下げて省エネ運転をする必要があります。
    結露や乾燥感もなく快適化が図れる湿度の目安は、45%~60%程度(室温19℃)です。
    空調機器の操作パネル付近に、温度計や湿度計を取り付けると温度、湿度の「見える化」になります。

  5. 操作スイッチ付近に温度計を設置します。

改善方法

  1. 空調機器の設定温度を夏季28℃(冬季20℃)にします。
  2. 空調機器の操作パネルに適正温度を表示。また、温度計(できれば湿度計も)を取り付けます。

注意事項

  1. 職場が広いと、同じ部屋内でも寒暖差が生じます。また足元は低温になり、頭部は高温になります。寒暖差解消のため、扇風機やサーキュレータを部屋の上部に向けて、部屋の空気を攪拌(かくはん)してください。
  2. 女性と男性では、寒暖の感覚も違うため、職場の方々の意見を聞きながら設定温度を定めてください。
  3. 設定温度は、クールビズ、ウォームビスを前提に定められたものです。職場で働く方々の服装にも留意が必要です。

2. フィルターは月1回以上、清掃していますか?

チェックポイントフィルター清掃で冷房効率が変わる

フィルター

空調機器の使用開始前(6月、11月)や使用中は月1回以上、フィルターを清掃すると冷房効率が良くなります。塵埃などが多い場所では、回数を増やしてください。

改善方法

フィルターを取り外して、水洗いします。

注意事項

フィルターを取り外すときに塵埃が落ちます。空調機の下においてある物が汚れますので、事前にシートなどでカバー(保護)するようにしてください。

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