省エネ・節電のポイント「照明機器編:低圧負荷機器1」

低圧受電のお客さまもご参照ください

1.使用していないエリアの照明は、消灯していますか?

チェックポイント使用していない照明は、消す習慣をつける

スイッチを4回路に分割した例(配線の分割も必要です)
スイッチを4回路に分割した例
(配線の分割も必要です)

  1. 作業場の一部区画を使用していない場合

    使用していない区画の照明は消したいが、照明スイッチが作業場全体で入り切りになっている、というケースが多くあります。スイッチの回路を作業場の区画に合わせて分割し、個別に入り切りできるようにスイッチの回路を増やします。

  2. 作業の区分けが困難な場合

    スイッチの回路分けは困難なので、照明器具一つひとつにスイッチをつけます。

改善方法

ダルマスイッチ、キャノピースイッチ

作業スペースごとに照明回路が入り切りできるように回路を分割します。

  • 窓際で外光が当たる区画。
  • 人が常時、作業しない区画(物品置き場)。
  • 製品の種類によって、作業者の作業位置が変わるスペースなどを考慮。
    スイッチ回路の分割が難しい場合は、照明器具一つひとつにダルマスイッチ、またはキャノピースイッチを取り付けます。

注意事項

  1. スイッチ回路を分割しても、作業者がこまめに消灯しないと省エネ効果につながりません。作業者の省エネ意識が向上するよう研修などを行ってください。
  2. ダルマスイッチやキャノピースイッチは、照明器具によっては取り付けできない型のものがあります。また、照明器具の一部改造が必要となることがあります。
  3. スイッチ自体の単価は、150円~350円と安価ですが、取り付けは電気工事有資格者による工事が必要となります。

高圧受電のお客さまへ

照明回路のスイッチの改善工事について取引工事会社がなければ、当保安協会にご相談ください。当協会が窓口となって工事会社をご紹介します。

2.照明器具は、LED方式ですか?

チェックポイント白熱電球からLED電球へ

白熱球からLEDへ

  1. 照明器具をLED方式に変えることで省エネとなります。

    白熱電球
    36W → LED 4.6W
    87%の削減
    蛍光ランプ
    28W → LED 4.6W
    84%の削減

    LEDに変えることをお勧めします。

    削減率は一例を示したものです。

    白熱電球とLED電球の比較

    定格電力(W) 全光束(lm) 効率(lm/W) 小売単価(円) 寿命時間(h) 40,000時間のコスト(円)
    白熱電球 電球色 36 485 13.5 50 1,000 22,260
    蛍光ランプ 昼光色 28 2100 75.0 750 9,000 19,180
    LED電球 昼白色 4.6 350 76.0 2,000 40,000 4,676
    白熱電球 蛍光ランプ LED電球
    電球色 昼光色 昼白色
    定格電力(W) 36 28 4.6
    全光束(lm) 485 2100 350
    効率(lm/W) 13.5 75.0 76.0
    小売単価(円) 50 750 2,000
    寿命時間(h) 1,000 9,000 40,000
    40,000時間のコスト(円) 22,260 19,180 4,676
    • 性能は各メーカーによって異なります。この表は一例を示したものです。
    • 40,000時間のコストは、電球代を含みます。電気料金は14円/kWh(税抜)で計算しています。
  2. 電球の寿命よりもLEDは、寿命が長いのでメリットが長く続きます。

  3. LEDは熱の発生が少ないため、冷房負荷も軽くなります。ショーケースなど、冷房が必要な機器の照明では冷却効果が高くなります。

    食品のショーケースは、演色性の高いLEDを採用すれば発色が良くなります。

  4. 外灯にLEDを使用したときは、虫がよってきません。

    昆虫類は、波長350~400nmの光に集まります。LEDはこの波長を含まないため、昆虫類は寄ってきません。

改善方法

次のいずれかをお勧めします。

  1. 白熱球をLED電球に取り替える。
  2. 蛍光灯型照明の器具本体ごとLED型に取り替える。

取り替えの進め方

  • LEDは長寿命であるため、まずは長時間使用される場所を取り替えると効果的です。
    例えば、人が必ずいる事務所は一日10時間くらい点灯する場合があります。
    職場の人員にもよりますが、トイレを使用する時間だけ自動点灯する場合は、延べ1~2時間程度と短くなります。
  • 点灯時間が短い照明器具は、劣化などで取り替えるときにLED化することをお勧めします。

注意事項

  1. LEDは長時間使用すると効果が大きくなるので、使用時間をよく把握する必要があります。
  2. 使用分野や用途に応じて、どのような演色性が適切かを検討する必要があります。
  3. 白熱電灯などの器具の形によっては、LED電球が使用できないものがあります。
    カバー付きの照明器具にLED電球を使用するときは、カバー付き照明器具用のLED電球に取り替える必要があります。一般のLED電球を付けると、放熱が悪くなり、LED電球の効率が低下します。

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