低圧絶縁監視システム

お客さまの低圧電気設備を24時間365日監視。漏電(=漏れ電流)を高い精度で検知します。

低圧絶縁監視システムとは

配線・機器の劣化などによって絶縁状態が低下し漏電が発生すると、感電事故・電気火災などの重大事故につながるおそれがあります。そのため、漏電が大きくなる前に漏電箇所を早期に発見する必要があります。

当協会の低圧絶縁監視システムは、下記の仕組みから漏電の早期発見により重大事故の未然防止に役立っております。

  1. 感電事故・電気火災の原因となる漏電を監視します

    24時間365日、絶縁状態を監視します。

  2. わずかな漏電を検知します

    漏電警報器に比べてより高い精度でわずかな漏電を検知するため、漏電を初期の段階で発見できます。

  3. 異常発生時には、自動通報します

    お客さまの事業場で漏電を検知すると、自動的に当協会の監視指令センターへ通報します。
    ※漏電を検知すると鳴動し、お客さまから連絡いただく「電話通報方式」を除きます。

  4. 24時間365日体制で対応、原因究明と必要な措置を行います

    休日、夜間であっても異常があれば迅速に対応します。また、台風などの自然災害発生時には事故出動要員を増員するなどの体制を整えています。
    保安管理業務ご契約のお客さまには、電気故障(事故)対応を無料※で実施させていただきます。

    ただし、太陽光および当協会の復旧資材等を使用した場合は所定の手数料をいただきます。

漏電に関する故障件数

低圧設備故障の出動実績のうち、79%が漏電に起因する出動となっております。
(内訳:低圧絶縁監視装置65%、漏電遮断器11%、漏電警報器3%)

感電・停電といった事故になる前に、早期に対応する必要があります。

低圧絶縁監視システム採用による事故防止例

低圧絶縁監視システムは、漏電警報器より小さい漏れ電流を検出できます。

事例1加工工場:グラインダーの電源コード

断線したグラインダーの電源コードを、従業員の方が素人工事で修理した際に、つなぎ間違いが発生。漏電状態になっていたものを、絶縁監視装置が発見した。
手持型の移動機器であるため、感電事故の危険性を未然に防止することができた。

事例2スーパーマーケット:ショーケースの霜取り用ヒーター

精肉用ショーケース内霜取り用ヒーターにおいて、漏電が間欠的に発生していた。漏電箇所を特定することが難しい状態であったが、漏電発生の時間帯などの情報により発見することができた。

事例3事務所ビル:エアコンの配管近くのコンセント

エアコンの配管の一部が破損して水が床に漏れ、近くのコンセントが水没して漏電が発生した。水による被害がもっと拡大するところであったが、これを未然に防止することができた。

事例4製本業:製本用圧縮機のキャブタイヤケーブル

製本用圧縮機のキャブタイヤケーブルがフォークリフトにより損傷され漏電が発生したが、絶縁監視装置がすぐに発見。感電や火災事故の危険性があったが、それを未然に防止することができた。

事例5学校:電灯回路配線の切断

改築工事に伴って食堂内床をコンクリートカッターにて切断中、誤って電灯回路配線を切断。そのため漏電が発生したが、絶縁監視装置の警報によりすぐ発見し、改修を早期に行うことができた。

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