低濃度PCB廃棄物処理サポート

低濃度PCB廃棄物が処理期限までに適正に処理されるよう、一連の運行をサポートいたします。

PCB廃棄物とは

PCBとは

PCBとは

PCBとはポリ塩化ビフェニルの略称で、人工的に作られた、主に油状の化学物質です。
PCBの特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙などさまざまな用途で利用されていましたが、さまざまな健康被害を引き起こすことが報告され、現在は製造・輸入・使用が禁止されています。

PCB特別措置法

PCB廃棄物は、PCB濃度により高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に区分されており、処理方法がそれぞれ異なります。

  • 高濃度PCB廃棄物の処分期間

    2021年(令和3年)3月31日で終了(大阪事業エリア)

  • 低濃度PCB廃棄物の処分期間

    2027年(令和9年)3月31日まで

環境省Webサイト「ポリ塩化ビフェニル(PCB)使用製品及びPCB廃棄物の期限内処理に向けて」

このような場合は注意が必要です

  • 1993年以前に建築された建物である

  • キュービクルまたは、電気室が設置されている

  • PCB(ポリ塩化ビフェニル)について、今まで聞いたことがない

低濃度PCBが含まれている可能性があるもの

  • 高圧コンデンサ

    1990年(平成2年)以前に製造されたものにPCBが混入している可能性があります。一部メーカーのコンデンサについては、2004年(平成16年)3月以前となります。

  • 変圧器

    1993年(平成5年)以前に製造されたものにPCBが混入している可能性があります。一部メーカーの変圧器については、1994年(平成6年)以前となります。

  • その他の機器

    都度、確認が必要です。

低濃度PCB廃棄物処理の流れ

低濃度PCB廃棄物処理の流れ低濃度PCB廃棄物処理の流れ

関西電気保安協会の「低濃度PCB廃棄物処理サポート」

当協会では、お客さまの機器が、期限までに適正に処理されるよう、PCB含有検査・現場調査・処理契約の締結・機器搬出・収集運搬・処理にかかる一連の運行をサポートさせていただきます。

低濃度PCB廃棄物処理完了までのサポート

  • 1

    処理のご相談・ご依頼

    処理のご相談・ご依頼

    担当技術員または、お近くの営業所までお気軽にご相談ください。

  • 2

    現地の調査

    現地の調査

    当協会と業務提携を行っている処理会社により、PCB含有機器の安全な搬出経路等を現地調査します。

  • 3

    処理見積書のご提出

    処理見積書のご提出

    処理会社からお客さまへ各種届出を含む処理概要の説明と見積書を提出します。
    管轄する都道府県・政令市により届出様式が異なります。

  • 4

    契約の締結

    契約の締結

    処理会社とお客さま間で処理を締結します。

  • 5

    機器搬出

    機器搬出

    屋上や地下、倉庫等にある機器を搬出します。

  • 6

    運搬

    運搬

    処理会社が処分場・処理施設へ運搬します。

  • 7

    処理

    処理

    油と筐体に分け、それぞれ適切に処理します。

  • 8

    処理完了

    処理が完了すれば、管轄する都道府県・政令市への届出をお願いします。

お客さまの声

製造業A社長

非常にスムーズに処理することができ、大変助かりました。
低濃度PCB廃棄物の処分は、2027年3月末までと聞いていました。
どこに依頼すればよいか困惑していましたが、関西電気保安協会の担当者の方から低濃度PCB廃棄物処理サポート提案を聞き、安心で手間がかからず、処理が可能と思い処理サポートを依頼しました。

処理実績:131軒
PCB処理をサポートさせていただきました。

2018年よりサポート開始し、2022年9月末までの軒数です。

最近、燃料費の高騰や労働人口減少等により、年々処理コストは上昇していくと予想されます。
また、処理期限が近づくにつれ、駆け込み処理の増加や処分場の閉鎖が予想されます。
早期処理をすることで、低価格で適正に処理することが可能となります。早期処理に向け、早めの検討をお勧めします。

まずは、担当技術員、またはお近くの営業所までご相談ください。
キュービクルや電気室に立ち入る時は、感電などの恐れがありますので、
必ず電気主任技術者に相談しましょう。

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