3. 室外機の置き場所を確認しましょう
冷暖房の効果を高める工夫を
- 室外機の周辺、特に空気の吸い込み、吸出しの位置に物を置くと冷却効果が悪くなります。
- 夏季は室外機を日陰にすると、冷却効果が高くなります。反対に冬季は室外機に直射日光をあてると暖房効果が高くなります。
- 冷水や温水の配管は、断熱処理をすると熱損失が少なくなります。
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室外機の熱交換部分を定期的に清掃すると吸熱効果、放熱効果の低下を防げます。
- 夏季は、すだれやよしずで室外機の部分に日陰を作ります(特に10時~16時の間)。
- 冬季は、すだれやよしずを撤去します。降雪地域では、防雪フードを設置します。
暴風時にすだれやよしずが飛ばない処置が必要です。
4. 換気扇は正しく使用していますか?
効率的な換気を
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冷暖房効果を高めるには、換気は必要最小限に。
換気扇は、冷房(暖房)した空気を室外へ逃がすことになるため、必要最小限の換気にすることで、冷房(暖房)効果は高くなります。
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熱交換機能付き換気扇を活用します。
熱交換機能付き換気扇は、冷房(暖房)した空気を排気する際に吸気する空気と熱交換し、効率よく換気することができます。 顕熱交換器型は、熱だけを受け渡しします。全熱交換器型は、熱と湿気も受け渡しするため、省エネ効果は高くなります。
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冷気が逃げないように、扉のガタやすき間などはできるだけなくしましょう。
扉は常に閉めておきます。扉のない箇所では、断熱用ビニルシートで扉の代わりに仕切ることで断熱効果が上がります。
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外気取り入れ量は、CO2の濃度で1,000ppmを超えない範囲で調整します。
(労働安全衛生法 [事務所衛生基準規則第5条] の定め)
臭気等で換気を要する場合は、空気清浄機を使用することで換気を抑制できる場合があります。
- 現在使用している換気扇(設備)を調整し、粉塵量や二酸化炭素の含有量を測定します。
- 測定値が基準値を超えるときは、換気扇(設備)を全熱交換器型に取り替えます。
5. 外光の遮断は適正ですか?
季節ごとの外光対策
- 夏季は、窓から直射日光が差し込まないよう、遮光フィルムやブラインドを使用することで冷房効果が高くなります。
- 冬の夜間は、ブラインドを閉めることで、部屋の暖気の放散を防ぎます。冬の昼間は、ブラインドを開けて外光を取入れることで暖房効果を高めます。
出典:省エネルギーセンター資料
遮光フィルムやブラインド、すだれなどで外光を遮光します。
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